観光中に災害が発生したら

地震

鎌倉市は南関東地域に位置し、南海トラフ巨大地震や首都直下地震(都心南部直下地震、大正型関東地震ほか)など様々な地震による被害が想定されています。その中でも、特に津波による被害が懸念されています。

海沿いにいるとき
津波の危険があるため、揺れの大きさにかかわらず、すぐに高台へ避難しましょう。
街中にいるとき
ガラスの破片、看板などが落ちてきたり、ブロック塀や門柱などが倒れてきたりする可能性があるので、建物からは離れましょう。
山・麓にいるとき
がけ崩れが発生する危険性があるので、危険な箇所から離れましょう。
社寺にいるとき
瓦の落下、ブロック塀・門柱の転倒、建造物の倒壊などの可能性があるので、広い場所へ避難しましょう。
電車・バスに乗っていたら
つり革や手すりにつかまり、体が放り出されないようにしましょう。揺れが収まったら、落ち着いて行動し、駅係員等の指示、誘導に従いましょう。

江ノ電避難マップ(外部サイト)
の運転中なら
道路の左に寄せて止め、ドアはロックせずにキーを差したまま避難しましょう。
エレベーターの中にいたら
すべての階のボタンを押し、動かないなら非常用連絡ボタンを押しましょう。

津波

海岸線に近いエリアでは、特に津波の危険性があります。

海沿いにいるとき
津波の危険がある場合、警報などの発表を待たず、すぐに高台へ避難しましょう。津波は繰り返し襲ってきます!津波警報などが解除されるまで、沿岸部側には絶対戻らないでください。
川沿いにいるとき
津波により川が氾濫する危険性があるので、絶対に近づかずに、高台など河川から離れた場所に避難しましょう。
街中にいるとき
少しでも高いところへ避難しましょう。

台風

鎌倉市は海沿いにあるため、台風の際には高波・高潮や暴風雨の影響を受けやすいとされています。
台風の接近が予想される場合は、観光を控えていただくこともご検討ください。

海沿いにいるとき
高波・高潮発生の可能性が高くなるので、沿岸部側には絶対近寄らないようにしましょう。
街中にいるとき
看板やモノが飛んできたり、トラック等が横転したり、樹木や電柱が倒れる危険性があるので、注意しましょう。
山・麓にいるとき
土石流・がけ崩れ・地すべりなどが発生する危険性があるので、危険な箇所から離れましょう。
川沿いにいるとき
氾濫や決壊をする危険性があるので、絶対に近づかずに、高台など離れた場所に避難しましょう。
社寺にいるとき
山間部に位置する社寺の場合、土砂崩れや倒木、瓦などが飛来する恐れがあるので、できるだけ広い場所へ避難しましょう。
の運転中なら
海岸沿い、崖エリアや冠水した道路は避けましょう。高架下やアンダーパスなどの地面より低い場所は避けましょう。

風水害(暴風、大雨、洪水)

集中的な豪雨により、洪水や内水氾濫が発生する可能性があります。

街中にいるとき
急激な大雨によるアンダーパス・道路の浸水や、強風により看板やモノが飛んできたりするので注意しましょう。
川沿いにいるとき
氾濫や決壊する危険性があるので、絶対に近づかずに、離れた場所に避難しましょう。
社寺にいるとき
山間部に位置する社寺の場合、土砂崩れや倒木などの可能性があるので、できるだけ広い場所へ避難しましょう。
電車・バスに乗っていたら
落ち着いて行動し、駅係員等の指示、誘導に従いましょう。
江ノ電避難マップ(外部サイト)

土砂災害

鎌倉は三方を山に囲まれているため、大雨による土砂崩れや崖崩れが発生しやすい地域があります。「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」に指定されている場所が多いので注意が必要です。

山・麓にいるとき
土石流・がけ崩れ・地すべりなどが発生する危険性があるので、危険な箇所から離れましょう。
電車・バスに乗っていたら
落ち着いて行動し、駅係員等の指示、誘導に従いましょう。

江ノ電避難マップ(外部サイト)

熱中症

鎌倉市は、日光を遮る施設や場所が多くありません。めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、気分が悪くなる、頭痛、吐き気、体がだるい、体がぐったりする、意識障害、けいれん、体が熱いなどの症状が出たらすぐに対処しましょう。

対処法

  1. 涼しい場所へ
  2. 自力で動ける場合は、冷房が効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる。
  3. 身体を冷やす
  4. 衣類をゆるめて、首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やす。
  5. スポーツドリンクなどで、体内から失われた水分と塩分を補給する。

対処法を行っても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

また、鎌倉市では環境省の熱中症特別警戒情報・熱中症警戒情報をもとに鎌倉市ホームページの更新や防災・安全情報メールの配信を行っていますので、こまめにチェックしましょう。

鎌倉市の救急医療体制について
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kenkou/kenkou/kyuukyuu/index.html

光化学スモッグ

主に気温・湿度が高く、風がない気象条件の日に、光化学スモッグが発生しやすくなります。

「目がチカチカする・目が痛い・のどが痛い・息苦しい・頭痛・吐き気がする」などがあります。このような症状があったときには、水でうがいや洗顔をし、屋内で休んでください。また、屋内では風向きに考慮し、窓を閉めてください。
手足のしびれ、呼吸困難、失神などの症状があったときは、医師の手当を受けてください。

光化学スモッグ注意報・警報が発令されているときには、次のことを心がけましょう。

  • 屋外で過激な運動はなるべく避けましょう。
  • 体の調子の悪い方は屋内で休みましょう。
  • 風向きに考慮して、窓を閉めましょう。 

鎌倉市では、神奈川県知事が発令する光化学スモッグ注意報・警報をもとに市内の防災行政用無線の放送及び鎌倉市ホームページの更新、防災・安全情報メールの配信を行っています。注意喚起がされた場合は、速やかに対処できるように心がけておきましょう。